2017年3月6日月曜日

東京

春の香りが航って来ました。

でも、少しばかり、冬の残り香も有って…。

あれは、19の歳。

大学に行く事に決めた春の私は、進学資金を貯める為に、兄貴のいる東京に旅立つ新幹線のホーム。



見送りに来たお前は、一緒に東京まで行きたいと、泣いて、駄々をこねたね。

結局は、ガラガラの自由席で、二人して行ったあの一陣の春風。

あれから、随分と、時が流れての甘酸っぱい春です。