2015年12月22日火曜日

師走の風


師走の風が吹く 忙しいと、風が吹く

僕は、バタバタと、走り回り、夢のつづきを

窓の外は、粉雪が降り始め、寄り添う様に風に舞う

そんなお前は、何時も通りのすまし顔

古い年の夜も更けて、師走の風のむこうから、新しい朝がやって来る

誰かれ構うことなく、真新しい風に乗ってやって来る



2015年12月14日月曜日

相変わらずの北風

北風が吹いたら、冬が来る前にコートの襟を立てた悲しみが、俺に走り寄る

本当の心を無くしたお前に、街の灯りが優しくて、微笑むその笑顔

このコーヒーを飲みほすまでに、伝えなければと思いながら

   ・・・相変わらずの北風

2015年11月16日月曜日

独り言

今年も、残すところ、後1ヶ月半。
早いものですね。 もう、11月。

幼き頃は、永遠に、時が有るかの様に思い、色んな夢の世界を、旅してたものです。
ゴッホの様な絵描きや、作家、パイロットに、大きな車に乗ってる社長。
映画を観た後は、ムービースターになったりと、好き勝手な夢を見ていたものです。

時とは、否が応でも流れるもので、今では、残りの時を感ずるのか、昔の様な突拍子もない夢は、見なくなりましたが、でも、私は、夢追い人で有り続けたい。

人には、きっと、各々、決められた賞味期限があるのでしょう。

だからこそ、その賞味期限が尽きるまで、私は、無限大の∞夢を、見続けていたいと思います。

2015年10月27日火曜日

夕焼け

秋も深まり、陽が、随分と短くなって来ました。

それにつれ、朝晩の冷え込みも厳しくなり、紅葉前線も、駆け足で下って来てる様ですね。

昭和の子供たちは、それでも、遊び足りないのか、回りが暗くなるまで、外で遊んでいたくて…、今では忘れられた、”影踏み”や、”鬼ごっこ”などと言う遊びに、何時までも、何時までも、興じてたものです。

でも、何時の頃からだろう、時代は、デジタル化時代に入り、公園や、道端で遊ぶ子供たちの、元気な黄色い声は、どんどんと遠のき、今では、昭和の昔の、一景になってしまいました。

確かに、便利な時代にはなりましたが、本当に、それが豊かさなのでしょうか?。

人と人が、携帯や、ネットで繋がれた今の世の中が…。

夕焼けを残し、西の空に沈む夕陽を眺め、昭和生まれの老人は、そう呟いたのです。

2015年10月6日火曜日

いつの間にか、もう、10月。
時は、正に秋。 陽の射す時間も、随分と短くなった今、ふと、自分が歩いて来た道を振り返る。

私は、私らしく生きて来ただろうか?。自分を欺いて、生きていないだろうか?と…。 自分に問いかけてみる。

自分の道が、何処まで続くか分からないからこそ、自分らしく生きる為に、今一度、立ち止まり、自分を見詰め直す、静かで穏やかな秋。



2015年9月24日木曜日

シルバーweekの夢の中

長いシルバーweekが終りました。

ただ連休と言う事で、世の中は、浮かれていたけれど、その連休の中には、お年寄りを大切に思い、それを敬う敬老の日が有り、季節の変わり目を知らせる、秋分の日が有る。

よく、平和ボケと言うけれど、いつの間にか、私達日本人も、こうした年長者に対する敬意や、自然に対する感謝の心や、恐れの気持ちが、薄らいでしまったのでしょう。

人は、この世に、生を授かった時から、多くの先人より、教えや影響を受けながら、幾つもの季節を巡り、そして、あま多の人々と、混じり合いながら、人生の旅を終えるのです。

 自分の人生を、季節に置き換えて、時々、立ち止まり、そして、自分自身を見つめ直す事、それはとても大切だと、私は思います。

2015年9月10日木曜日

人を愛するって…。

人は、よく騙されるのが怖いとか、騙されてるんじゃないかな?と考え、愛する事に、臆病になる人がいるけれど…、それは、相手も同じ事でしょう。
恋愛に、被害者は無い訳で、その結果を決めるのは、運命なのです。

愛するって、元々、愛する人から、何かをして貰う事では無く、その人の為に、何をして上げるかと言う心が、とても大切な事だと思う。

人は、人生と言う旅の中で、幾つもの恋を知り、そして、又、幾つもの別れを知る。

それが、男と女の時の旅で有り、正しく”人生”なのです。

自分が、愛する人を見つけたのなら、真っ先に、その人を誰よりも、信じて上げたいし、何よりも、自分自身の想う心を信じ大切にしたい。

私は、そう生きたいと思う。

その結果、たとえ、結実しなくとも、愛は、無償の愛で有ってこそ、その輝きを放つもので有り、だからこそ、尊いものなのだから…。



2015年9月7日月曜日

何時もと変わらない、今日と言う1日が始まる。

昨日と変わらない様に始まった1日なのに、決して、昨日と同じでは無く、今日と言う1日だけの、今日の始まりなのです。

明日も、今日と変わらない様に始まるでしょうが、間違いなく今日では無いのです。

だからこそ、今を大切に、今と言う時の一瞬、一瞬を大切に生きなければ…。

明日になれば、もう、今日と言う時は、そこには居ないのです。

そのたった1日だけど、その積み重ねこそを、人生と言うのです。

2015年8月21日金曜日

涼しい。

今朝は、土砂降りの雨。


その所為か?、随分と、涼しくなりました。 

この間までの殺人的な暑さが、嘘の様です。


自然の営みは、本当に凄いもので、特に、日本には、四季が、忘れる事なく巡り来て、それぞれの季節の恩恵や、残酷さが、私たち日本人の人格や、伝統を作り上げて来たのでしょう。




だからこそ、私たち日本人は、この自然に購う事なく、優しい陽射しや、たおやかに吹く風だけではなく、
しんしんと降る雪に、そして、台風や、地震、ゲリラ豪雨や、ジリジリと照り付ける酷暑にさえ、
崇高な感謝の心を持って、生きなければならないと、私は思います。

2015年8月11日火曜日

夏に

猛暑と言う言葉がぴったりの、今年の夏。    しかし、今年は、暑い…。

夏が暑いのは、当たり前だけど、異常な暑さです。





子供の頃は、麦わら帽子をかぶり、カブトムシを取りに行ったり、かみきり虫や、クワガタも…。夜には、蛍を追いかけたり、河では、マムシが怖かったけど…、河エビを取ったりと、エアコンの無い時代だったから、昼も夜も、外で、思い切り遊んでいたな…。



   今思えば、不便だったけど、アナログ時代のいい幼少期でした。      

そんな頃、よく言われたのが、おふくろの、”夏、日焼けをしておくと、冬に風邪をひかないから"と言う言葉。    だから、当然の様に、毎年、僕は、真っ黒に日焼けをしたガキでした。

今じゃ、街の小さな公園では、子供たちのにぎやかな黄色い声も、聞こえなくなり、主役を失った舞台の様で、寂しく感じます。

だから、毎年、夏が来る度に、そんな昔の夏の景色を、僕は、懐かしく思い出します。



2015年7月6日月曜日

7月の雨

 季節は、いつの間にか、夏。

でも、その前に、じめじめとした憂鬱な、梅雨と言うハードルを越さなくては…、
あのギラギラと輝く、新しい夏(未来)は、来ないのです。

人には、出会った数だけ、別れが有るものです。      

そして、その惜別の哀しみ、苦しみの後に、又、新たな出会いが生まれる。


そんな輪廻転生の様な、出会いと、別れの積み重ねが、その人の、人間としての深みと、重みに繋がるのです。

たくさんの出会いは、それだけ、たくさんの別れが、列を成して待っている事にはなるけれど、でも、間違い無く、その人にとって、 味わいの有る、実に、充実した人生に なる事でしょう。

 さぁ、一杯、雨を降らして、あの燃える様な夏を(出会い)、待ちましょう。

 7月の雨のひとり語




2015年6月24日水曜日

初夏

夏至も過ぎ、季節は、いつの間にか、夏です。

とは言っても、梅雨の真っ只中。突然の豪雨や、雷。

でも、異常な天候で有っても、季節は、間違い無く、廻って行きます。

それぞれの夏に、いろんな思い出が有って…。

雨の中、母の手に引かれて、歩いた田舎路。
高校生の時、好きな女の子と相合い傘で、歩いた通学路。
それぞれの年に、それぞれの思い出が…。

その中には、出会いや、辛い別れも有ったりの夏。

歳を重ねた分だけ、夏の思い出も、重なって行きます。

たわいもない思い出だけど…、それが人生なのでしょう。

そんな事を考えながら、私の今年の夏が、始まって行き、そして、
夏の終わりに、又、新しい思い出を、沢山、積み上げたいと思っています。







2015年6月12日金曜日

梅雨入り

暑いね~。昔は、この時期、雨に映える紫陽花が、綺麗で…。 それなりに、味わいの有る季節でした。

 時には、心を乱す土砂降りの雨も有り、時には、シトシトと、心に染みる、落ち着いた雨の日も、有ったりで…。

 そこには、それなりの節度と言うか、自然の営みを感ずる、梅雨でした。

でも、何だか今は、節操の無い、乱暴な季節になってしまって…、まるで、今の世の中を、写しだしてるかの様な、何とも、味わいの無い梅雨に、なってしまいました。


2015年4月9日木曜日

想い出

桜の花も散り始め、季節は、春です。日本には、四季が有り、桜の便りと共に、春が訪れ、夏が来て、稲穂の実りと共に、秋を知る。

枯葉が舞い散る頃、冬を感じ、そうして、1年が過ぎて行く・・・。

今まで、何度、こうして、季節を迎えた事か?。

そして、これから、何度、迎える事でしょう。

でも、今は、心穏やかに、そして、この春が、想い出になってしまわない内に、楽しみたいと思います。



2015年3月31日火曜日

再会

今日で、3月も終わりです。

この時季は、去る人、来る人、出会いと、別れの季節ですが、
今日、懐かしい人が、訪ねてくれました。

それはそれは、幸せそうに歳を重ね、ハツラツとした美しい輝きを放ち、
話をしていた私も、同じ様に、幸せな気分になれた、ひと時でした。

”再会”って言うのは、実に、いいものですね。

 過ぎ去りし日は、もう、2度と戻らないけど…、今日は、時間が、ひとっ飛び、15年前への、楽しいタイムマシンの旅でした。

15年前までとは、行かないけど…、私にも、少し、元気が、チャージされた感じです。 感謝です。

 今日、再会できた貴女と、Jrに、心から、幸せあれと願うばかりです。


2015年2月3日火曜日

節  分



今が、寒さのピーク。 今日は、暦通り、節分らしい厳しい寒さになりました。

 昔は、一家の頭領である親父が、豆をまき、家内安全を願ったものです。 そして、その後、子供たちは、其々の歳の数だけ、豆を食べた事を、今、懐かしく思い出します。

 最近では、そう言った、ほのぼのとした家庭行事が、段々と、姿を消して行き、スーパーや、お寿司屋さんに踊らされた、お祭りの様なイベントに変わってしまい、残念です。

せめて、心の中にだけにでも、節分の本当の意味を、日本一の風景として、留めておきたいものです。



2015年1月9日金曜日

想い



最近は、物騒な事件や、子供に対する虐待など、心が痛む出来事が、世の中に溢れているけど…。

もっと、親を想い、子を想い、恋人を想い、友を想い、隣人を想い、出会えた人を想い、
これから出会うで有ろう人を想う。

そんな相手の事を想う心が、”想い”という字の、本当の意味だと私は、思います。

そして、大切にしたい言葉です。